2023年、18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一を達成した阪神タイガースの名将・岡田彰布監督。名将である一方で、これまでに面白いネタを多く生み出してくれています。そこで今回は、岡田監督の若い頃のエピソードや面白ネタを紹介します。
名将・岡田彰布監督は面白い!
岡田監督には「関西のおもろいおっちゃん」という存在価値があると言われています。昔だったらあの喜劇王である藤山寛美さんが代表として挙げられますが、現在の時代その位置にいるのが岡田監督なのです。若い世代にも岡田監督の存在は新鮮に受け入れられ、老若男女問わず人気の監督といえるでしょう。
岡田監督と言えば「岡田語録」がありますが、「関西のおっちゃん」の象徴としての存在感、時代の変化が岡田語録ウケる土壌を作ったとのこと。そのため、数多くいるプロ野球界の監督の中で、一番面白い監督として評価を受けています。
岡田監督の若い頃のエピソードを紹介
続いて、岡田監督の若い頃のエピソードを紹介していきます。
小学校時代のエピソード
小学校の頃から「ただものではない少年」として知られていた岡田監督。特にテニスボールを使ったハンドベースボールでのその能力は、同級生たちを驚かせました。現在でも残っているエピソードは、テニスボールを使ったハンドベースボールで校舎の3階までボールを飛ばすほどの力を持っていたと言われています。
現役時代のエピソード
元阪神タイガースの選手で代打の神様として活躍した桧山進次郎さんが、過去に出演した番組で岡田監督の男気エピソードを話したことがありました。思いやりもあると言われている岡田監督が大人数の食事会を開いて裏方をねぎらう機会が念に数回あるそうなのですが、必ず支払いは岡田監督とのこと。
この姿勢は現役時代から全く変わらないと桧山さんは明かしています。桧山さんが入団1年目だった頃、まだ岡田監督は現役バリバリの主力として活躍。当時から規格外の男気ぶりを発揮していた岡田監督は、自分が行かない食事会においても「これで飲みに行ってこい」とクレジットカードを渡していたそうです。
岡田監督の面白ネタまとめ!
規格外の男気を持っている岡田監督ですが、2023年に阪神タイガースの監督になってからは、岡田監督の発言が面白いと話題になり始めました。そこでここでは、岡田監督の面白ネタを紹介していきます。
1:ミエちゃん
岡田監督のお気に入りと言われているミエセス選手ことミエちゃん。
2023年にリーグ優勝を果たした際の祝勝会で、一人賑やかだったミエちゃんを見て岡田監督は「ミエちゃん、主役ちゃうよ」。
この一言で会場は爆笑。
続けてミエちゃんが「そんなの関係ねぇ!」と反応すると「成績にちなんだ暴れ方をしてください」と発言。
そこでまたまた会場は爆笑となり、その様子がメディアに流れた際には視聴者の笑いもさらっていました。
2:パイン飴
岡田監督が阪神タイガースの監督になって以降、ベンチ内で常に飴を食べている姿が映し出されファン間で何の飴を食べているのか話題になったことがありました。結果は、パイン飴だったのですが、そのパイン飴を口にしている写真がSNS上でも話題に。
それを見たパイン飴製造元の製菓会社パインから1000粒が岡田監督に送られたそうです。
優勝が近づくとファンからは縁起物とされ、どこのスーパーに行っても売り切れているという現象も起こりました。甲子園球場のコンビニでも品切れが連日続いたため、パイン飴の特設コーナーができたそうです。
3:アレ
2023年の阪神タイガースのスローガンともなった「アレ」というキーワード。この言葉は2008年ソフトバンクとの交流戦の優勝を争い最終戦で逃したというエピソードから誕生しました。どうやらコーチがミーティングで「こんなんやったら優勝できへんぞ」と言った一言から優勝を逃したと岡田監督が明かしたのです。
そのため、岡田監督は「そんなしょうもないこと、絶対言うな」と言い、それ以降岡田監督の中で「優勝」という言葉がNGワードになったのです。そこから阪神タイガースの監督になった2023年も「優勝」という言葉は一切出ず「アレ」と言い続けた結果、素晴らしい成績を残すことができたのでした。
4:新井監督いじり
広島の新井監督がCSで阪神戦を前に「全員野球、高校球児のように」とコメントしたことに対し、岡田監督が「高校野球する言うから、お前。金属バット持ってくるんちゃう、おーん。金属バットはアカンで」と挑発発言をしました。また、新井監督いじりは他にもあり、阪神タイガースの監督就任会見で黄色のネクタイをして登壇した岡田監督。理由は「新井は赤いネクタイしてたから、黄色にしていかなあかんかなと思って」と話し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。
5:思わず言っちゃた
2023年ドラフト会議の際、日本シリーズが関西ダービーになることもあり、「今年は1位指名挨拶もなしやで。次の日行ってられへんよ、練習せなあかんのに」と発言。
しかし、会場である東京の選手を指名すれば当日に挨拶に行けるのでは?という質問に「どっちみち関西だからな、ドラフトは」と発言直後に口を押さえ、「あっ」と笑って記者にサービスをしました。取材陣に乗せられて思わず言っちゃった岡田監督でした。
6:イノシシ
岡田監督がある夜、道に迷っているとバス停に三人座っているのが見えたため、道を尋ねようとバス停に車を近づけ、助手席の窓を開けながら「すいません」と声をかけたら、「イノシシの親子が三人座ってたんですよ!窓開けながらすいませ~んいうたらイノシシの親子やったんですよ!」と明かしました。
続けて「慌てて窓閉めてね、近くの交番に行ったら「夜はこの辺ずーっとイノシシ座ってますよ」ってね、いや、ほんと分からんかったですよ!」と、岡田監督の天然ぶりが少し浮き彫りになったエピソードですね。
最後に
今回は岡田監督の若い頃のエピソードや面白ネタを紹介してきました。面白い語録を残してくれることから、常に岡田監督の発言はメディアの中でも注目の的となっています。次はどんな面白ネタを発表してくれるのか、楽しみですね。